【衝撃】その広告評価、間違ってます。「ゴール数」だけでゴールキーパーをクビにするようなものです。
「広告を出したのに、全然売れないじゃん!」
「この広告、コスパ悪いから止めようかな……」
もしあなたが広告のレポートを見てそう思ったことがあるなら、ちょっと待ってください。
その判断、もしかしたらチームのエースをクビにするような大きな間違いかもしれません。
今日は、Amazon広告(特にPrime Video広告やDSP)を例に、海外ではすでに常識となっている「正しい広告の評価方法」について、専門用語なしで分かりやすくお話しします。
■ そもそも「ROAS(ロアス)」ってなに?
広告の世界では、よくROAS(ロアス)やACoS(エイコス)という言葉が出てきます。
難しそうに見えますが、中身はシンプル。
- 「1万円使って、いくら売り上げたか?」
つまり、「即戦力のコスパ」のことです。
もちろん、ビジネスにおいてコスパは大事です。でも、**「すべての広告をコスパだけで判断してはいけない」**というのが、今回の重要なポイントです。
例えるなら、サッカーチームの評価と同じです。
- フォワード(点取り屋): ゴール数(売上)で評価されるべき。
- ディフェンダー(守り): ゴール数だけで評価されたら、「お前0点じゃん」とクビになってしまう。
これ、おかしいですよね?
ディフェンダーには「守った数」や「良いパスを出した数」という別の評価軸が必要です。
実は広告にも、「点を取りに行く広告」と「場を作る広告」の2種類があるんです。
■ Amazon DSPは「変幻自在のカメレオン」
ここで登場するのが、Amazon DSP(ディーエスピー)という広告です。
これは、Amazonの中だけでなく、ネット上のいろんな場所に広告を出せる仕組みのこと。
実はこのDSP、使い道によって「2つの顔」を持っています。
1. 「ハンター」としての顔(リターゲティング)
「一度商品を見たけど買わなかった人」を追いかけて、購入を促す使い方です。
これは、サッカーで言うなら「ゴール前のストライカー」。
当然、「どれだけ売れたか(ROAS)」で厳しく評価してOKです。
2. 「種まき」としての顔(認知・検討)
「まだその商品のことを知らない人」に、「こんな良いものありますよ」と知らせる使い方です。
これは、サッカーなら「ディフェンダー」や「ミッドフィルダー」。
ここを「ゴール数(ROAS)」で評価すると、悲劇が起きます。
■ 海外の常識:「種まき」に即効性を求めない
海外のマーケティングの現場では、すでにこのルールが徹底されています。
「まだ商品を欲しがっていない人に流す広告(動画や広範囲の配信)で、ROAS(コスパ)を見てはいけない」
なぜなら、この広告の目的は「今すぐ売ること」ではないからです。
目的は、「将来のお客さんを育てること」だからです。
恋愛に例えるとわかりやすい!
- ROAS重視の広告: 「結婚してください!」といきなりプロポーズする(成功すれば即ゴール)。
- 認知重視の広告(Prime Videoなど): まずは自己紹介をして、食事に誘って、関係を作る。
自己紹介の段階で「ねえ、なんで今すぐ結婚してくれないの? 効率悪いな!」なんて怒る人はいませんよね?
Prime Video広告や、DSPの広い配信は、まさにこ「最初の出会いを作る役割」なんです。
■ 「見えないアシスト」を評価しよう
もし、「コスパが悪いから」といって、この「種まき広告」を止めてしまったらどうなるでしょうか?
- 新しいお客さんが入ってこなくなる。
- 商品名で検索してくれる人が減る。
- 結果的に、最後に刈り取るための「リターゲティング広告」も効かなくなる。
じわじわと、でも確実にビジネスが痩せ細ってしまいます。
だからこそ、海外ではAMC(Amazon Marketing Cloud)という「高性能な分析ツール」を使って、こう評価します。
- 「この広告は直接売上にはならなかったけど、素晴らしいアシスト(パス)を出したね!」
- 「この広告を見たおかげで、1週間後に検索して買ってくれたんだね!」
■ まとめ:定規を使い分けよう
大切なのは、ROAS(コスパ)を見るなということではありません。
- 「測る相手によって、使う定規を変えましょう」ということです。
- 刈り取り担当の広告(ゴール前) → 「いくら売れたか?」で厳しく見る。
- 種まき担当の広告(Prime VideoやDSPの上流) → 「どれだけ知ってもらえたか?」「アシストできたか?」で見る。
「Prime Video広告は高い」「DSPは効果が見えにくい」
そう感じる時は、もしかしたらディフェンダーに「もっと点を取れ!」と怒鳴っているのかもしれません。
それぞれの広告が「どのポジションを守っているのか」。
これを見極めるだけで、あなたの広告戦略はもっと「勝てるチーム」に生まれ変わるはずです!




