まるでサッカー? Amazon DSPとPrime Video広告の「最強の使い分け」を世界一わかりやすく解説
「Amazonで広告を出してみたけど、思ったより効果が出ない…」
「新しいPrime Videoの広告って、結局なにがいいの?」
もしあなたがそう感じているなら、それは「定規の使い方」を間違えているだけかもしれません。
実は、海外のマーケティング最前線では、ある「常識」が定着しつつあります。
それは、「Prime Video広告を、今までの広告と同じモノサシで測ると失敗する」という事実です。
今日は、難しい専門用語は一切なし!
Amazonの新しい広告戦略について、誰でもわかるように「サッカーチーム」に例えて解説します。これを読めば、明日からの広告の見方がガラッと変わりますよ。
「ストライカー」と「ミッドフィルダー」の違い
まず、Amazonの広告には大きく分けて2つのタイプがあります。
- Amazon DSP(ディーエスピー): 「この商品が欲しい!」と思っている人に、「ここにあるよ!」と売り込む広告。
- Prime Video Ads(プライムビデオ広告): まだ商品のことをよく知らない人に、「こんな良いブランドがあるよ」と知ってもらう広告。
これをサッカーに例えると、こうなります。
- Amazon DSP = ストライカー(点取り屋)
- ゴールの目の前にいる人にパスを出して、シュートを決めるのが仕事です。
- 評価基準はシンプルに「何点取ったか(いくら売れたか)」です。
- Prime Video Ads = ミッドフィルダー(司令塔)
- まだゴールから遠い場所でボールを回し、チャンスを作るのが仕事です。
- 評価基準は「どれだけ良いパスを出したか(どれだけブランドを好きになってもらえたか)」です。
多くの人が陥る「評価のワナ」
ここで問題になるのが、「ミッドフィルダーを、ゴールの数だけで評価してしまう」というミスです。
海外では、Prime Video Ads(ミッドフィルダー)に対して、DSP(ストライカー)と同じように「で、お前は何点取ったの?」と聞いてしまう失敗例がたくさんあります。
当然、ミッドフィルダーは直接ゴールを決める役割ではないので、数字だけ見ると「全然ダメじゃん」「給料(広告費)が高いだけだ」と思われてしまいます。その結果、「Prime Video広告は効果がない」と勘違いして、クビにしてしまう(出稿をやめる)ケースが後を絶ちません。
でも、司令塔がいなくなったらどうなるでしょう?
ストライカーに良いボールが回ってこなくなり、チーム全体(ビジネス全体)の得点力は下がってしまいますよね。
司令塔の「隠れた活躍」を見える化するツール「AMC」
「じゃあ、直接ゴールを決めない司令塔の活躍を、どうやって証明すればいいの?」
そこで登場するのが、Amazon Marketing Cloud(AMC)という分析ツールです。
名前は難しいですが、要するに「試合のリプレイ映像」のようなものです。
これを使うと、単に「誰がシュートを決めたか」だけでなく、こんなことが分かります。
- 「あのゴール、実はPrime Video広告のあの一本のパスから始まったよね」
- 「Prime Video広告を見たお客さんは、そのあと検索広告をクリックしやすくなっているね」
海外の分析では、実際に「Prime Video広告を見た人は、見ていない人に比べて、その後の購入率が高い」というデータが出ています。
つまり、Prime Video広告は直接商品を売るわけではありませんが、「将来のお客さんを育てて、ほかの広告の効果を底上げする」という重要な役割を果たしているのです。
海外流「最強の勝ちパターン」とは?
海外のマーケティング担当者たちは、もう「どっちの広告が優れているか」なんて議論はしていません。
- 「どう組み合わせたら最強のチームになるか」を考えています。
- Prime Video Adsで、まだ商品を知らない人に「おっ、いいな」と思わせる(市場を広げる)。
- 興味を持った人が検索したときに、DSPや検索広告で確実に購入へ導く(市場で勝つ)。
この2つをセットで使い、AMC(リプレイ映像)で全体の動きを確認する。これが、これからのAmazon広告の勝ちパターンです。
まとめ:目先の数字に惑わされないで!
もし、あなたの会社で「Prime Video広告はコスパが悪いからやめよう」という話が出たら、ぜひこう伝えてあげてください。
「それ、サッカーで例えると、ゴールを決めないからってメッシをベンチに下げるようなものですよ」
それぞれの広告には、それぞれの「得意なポジション」があります。
目先の「売上」や「コスパ」という一つのモノサシだけで測るのではなく、「ビジネス全体をどう成長させてくれているか」という広い視点で見てあげることが、成功への近道です。




