こんにちは!
今日は、Amazon Marketing Cloud(AMC)に、あなたの持っているお客様データ(ファーストパーティーデータ)を安全にアップロードする方法を、超やさしく説明します。
「データの取り扱いって、なんだか怖そう」
「専門用語が多くてよくわからない」
そんなあなたでも大丈夫!
この記事を読めば、難しいことナシで、安全にデータをアップロードできるようになります。
そもそも、なぜハッシュ化するの?
AMCにアップロードするお客様データには、「名前」や「メールアドレス」など、個人情報が含まれています。
このままアップロードすると、万が一データが漏れたときにとても危ないですよね。
そこで使うのが「ハッシュ化」という技術です。ハッシュ化をすると、名前やメールアドレスが読めない暗号に変わります。誰が見ても元の情報がわからないので、安全にデータを使えるようになるんです!
【ステップ1】データをハッシュ化しよう!
まず、用意するもの
- パソコン
- Excel(エクセル) または Googleスプレッドシート(データをまとめるため)
- Python(パイソン)(←ちょっと聞きなれないかもしれませんが、これを使うとめちゃくちゃラクになります!)
※Pythonがパソコンに入ってない人は、無料でインストールできます。
データに必要な情報
まずは、次の情報をデータに入れましょう。
- 名(First Name)
- 姓(Last Name)
- メールアドレス(Email Address)
これらは絶対に必要です!
できれば、次も入れるともっと精度が上がります。
- 電話番号
- 住所
- 郵便番号
Pythonで一気にハッシュ化するやり方(簡単版)
Pythonを使えば、何万件ものデータでも一瞬でハッシュ化できます!
① PythonとPandasをインストール
ターミナル(またはコマンドプロンプト)を開いて、これを打ちます。

② スクリプトを作成
パソコンのテキストエディタ(メモ帳でもOK)で、こんな内容を書いて保存します。

③ 実行する
ターミナル(またはコマンドプロンプト)で、スクリプトを実行します。

これで、安全にハッシュ化されたデータができあがります!
【ステップ2】ハッシュ化したファイルを保存しよう
ハッシュ化できたら、そのファイルを大切に保存しましょう。
- ファイル形式:CSVファイル
- 名前:わかりやすいように(例:hashed_customer_data_2025.csv)
- 保存場所:パソコン内でもOKですが、できればGoogle DriveやDropboxなど、安全なクラウドもおすすめ!
【ステップ3】Amazon S3バケットにアップロードしよう
AMCにデータを渡すには、Amazon S3(エススリー) というインターネット上の保管庫みたいな場所を使います。
【やること】
- Amazon Web Services(AWS)にアカウント登録する(無料プランあり)
- 「S3」というサービスを開く
- 「バケット」という箱を作る
- そこにハッシュ化済みのCSVファイルをアップロードする
これでOKです!
※S3バケットの作り方がわからないときは、Googleなどで「AWS S3 バケット 作成方法」で調べると、図付きでわかりやすい解説がたくさん出てきますよ!
【まとめ】難しそうでも大丈夫!順番にやればできる!
最初はちょっと難しそうに感じるかもしれませんが、やることはたった3つだけです!
- データをハッシュ化する(Pythonを使えばラクラク!)
- ハッシュ化データを保存する
- S3にアップロードする
これで、Amazon Marketing Cloudにデータを安全にアップロードできるようになります!
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