Amazon Sponsored Promptsとは何か? 仕組みと基本を徹底解説
はじめに
2025年11月、Amazonは年次広告イベント「unBoxed」において、まったく新しい広告フォーマット「Sponsored Prompts(スポンサードプロンプト)」を発表しました。
そして2026年3月25日、米国での正式一般公開(GA)へ移行したことで、Amazon広告の世界は大きな転換点を迎えています。
本記事では「Sponsored Promptsとは何か?」という疑問から、その仕組み・種類・表示の仕方まで、基礎から分かりやすく解説します。
Sponsored Promptsが生まれた背景
従来のAmazon広告は、ショッパーがキーワードを入力し、検索結果に広告が表示される「キーワード検索型」が主流でした。
しかし近年、AmazonのAIショッピングアシスタント「Rufus」をはじめとする会話型インターフェースが急速に普及しています。
ショッパーは今や「この素材は洗濯機で洗える?」「旅行用に最適な水筒はどれ?」といった自然言語で質問しながら商品を探します。
Sponsored Promptsは、まさにこの会話型ショッピング体験の中に広告を組み込むために設計されたフォーマットです。
Sponsored Promptsの2種類
① Sponsored Products Prompts(スポンサープロダクト広告のプロンプト)
既存のSponsored Products(スポンサープロダクト)キャンペーンに付加される機能です。
特定のSKU(商品単位)に関する特徴やユースケースをAIが自動生成し、ショッパーの疑問に答える形で商品を推薦します。
例:「なぜこのコーヒーメーカーは旅行に最適なの?」 → AIが商品詳細ページの情報をもとに回答し、その商品への購入導線を作ります。
② Sponsored Brands Prompts(スポンサーブランド広告のプロンプト)
既存のSponsored Brandsキャンペーンに付加される機能です。
ブランド全体の認知向上や複数商品の訴求に活用できます。ブランドストアのコンテンツやロゴ、複数商品の情報をもとにプロンプトが生成されます。
どうやって表示されるのか?
Sponsored Promptsは、ショッパーが購買ジャーニーの中で商品に関する質問をするタイミングに合わせて、コンテキスト(文脈)に沿ったインタラクティブな形式で表示されます。
プロンプトの内容は、次のファーストパーティシグナルをもとにAIが自動生成します。
- 商品詳細ページ(PDP)
- A+コンテンツ・商品説明文
- ブランドストアのコンテンツ
- 既存のキャンペーンデータ
- Amazonのショッパー行動データ
広告主は追加のクリエイティブ制作や特別な設定をする必要はありません。Amazonが既存のキャンペーンに自動でプロンプト機能を付与します。
広告主はどこで確認できるか?
Amazonの広告管理画面(Ads Console)から以下の手順で確認できます。
- キャンペーンを選択
- 広告グループ → 広告 → 「プロンプト」タブへ移動
- クリックを獲得したプロンプトの一覧が表示される
表示される指標:プロンプトのテキスト内容、関連する広告、インプレッション数、クリック数、注文数など。
料金体系
- 2025年11月〜2026年3月24日:オープンベータ期間中は無料で提供。
- 2026年3月25日〜(GA移行後):CPC(クリック課金)入札・請求パラメータの一部として通常課金が開始されます。既存のキャンペーン予算に組み込まれる形での課金となります。
まとめ
Sponsored Promptsは「広告をただ表示する」だけでなく、ショッパーの疑問に答えながら購買へ導く、まったく新しいインタラクティブな広告体験です。
設定不要・自動適用という手軽さも魅力です。すでにSponsored Products・Sponsored Brandsを運用中の広告主であれば、今すぐAds Consoleでプロンプトタブをチェックすることをおすすめします。




