アマゾンでグローバルに商品を販売する際のASINの注意点

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目次

アマゾンを使ってグローバルに商品を販売する際に、

  • 全世界のアマゾンで共通のASIN(Global ASIN)にするのか
  • 各国ごとにASINを分けるのか

というのは結構メーカーさんを悩ませる問題になってきていますね。

AmazonはどちらかというとGlobal ASINを推奨しているようにはしているようですが、メーカーとしては現地は現地でEAN/UPCを取得して、ASINを分けることで、正規品と並行輸入品を分けて管理したいという思いもあるようです。

個人的には日本で売れている商品であり、且つブランドレジストリーを完了していて、更にProject Zeroのアカウントも保有しているのであれば、、Global ASINにして海外へ展開する方が圧倒的に良いのかなとは感じています。

少しGlobal ASINにした際のメリット、ディメリットを整理します。

Global ASINメリット

  • EAN/UPC/GTINの管理がなくて、物流が楽になります。
  • パッケージも同様で販売ができる(化粧品や食品はアメリカの表示ルールがあり、日本の表示のままでは販売できないので要注意)
  • 日本でレビューがついている場合、日本のレビューが海外のページでも表示される

Global ASINのデメリット

  • 画像が共通になるので、現地の感性に合致した画像を掲載できない
  • 日本では人気だった商品が、アメリカやEUで不人気だった場合、アメリカやEUでの悪いレビューが、日本でのレビューにも影響を与えてしまう

ではどうすれば良いか?

扱っている商品が非常にシンプルなもので、文字を使った説明を求められるものでなければ、まずGlobal AISINにして問題ないと思います。一方で、商品が複雑で詳細な説明が求められる商品の場合は、基本的には現地ごとに異なるASINにして、サブ画像などで詳細を表現した方が良いのかなと感じはします。ただし、再度ですが、これはすでにあるレビュー数や★の点数にも左右されるのかなというところでしょうか。

そして、仮にすでに数多くのレビューがあるので、Global ASINで行きたいが、平行輸入品などとの区分けができなくなるリスクを懸念している場合は、まずは各国で商標権を取得し、アマゾンにブランドレジストリーをしてください。そして、Peoject Zeroのアカウントを取得してください。(Peoject Zeroのアカウントを取得する方法にご興味がある方はご連絡ください)

Project Zeroのアカウントがあれば、偽物はもちろんですが、平行輸入品や、商標権の侵害についても対応が可能ですので、仮に同じEANやUPCにした場合でも、正しく販売されていない場合は、メーカー主導で、出品の削除をすることが可能になりますので、Global ASINでも、Amazon上では流通を管理できるようになると思っています。

コロナの影響もありで、国内ではECの重要性が増し、且つ国内だけではリスクがあるという点が周知されてきております。是非Amazonを使って日本のECの強化並びに海外への進出をご検討されているメーカー様はご連絡いただければと思います。